自律の光で心を照らす安西光のブログ【きらきらひかる】

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新訳・五輪書【書評】

たった一言でも自分のアンテナに引っかかると、その言葉を発した人物自体に興味を持つことが多い。

 

自分の才能ではなく、他人の至らなさによって勝ってきただけではなかったのだろうか?

 

ある時、自問自答した時に武蔵が思ったことだそうだ。

特に今まで宮本武蔵に興味があったわけではないのだが、この言葉を知った途端に”宮本武蔵”という人物自体に俄然興味がわいた。

 

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五輪書を読むと宮本武蔵がものすごく頭のいい人だとわかる。

真剣の斬り合いなので常に勉強をし続け、絶対に勝たなければ生きていけない。勝つためにデータ収集して、それで成り立っていたことなのだ。

 

剣術だけではなく、かなりの戦術家でもあるし、現代でいうと心理カウンセラーと名乗れるくらいの人の心理も熟知していた人なのだと文章から伝わる。

 

十三歳に始まり、二十八、二十九歳までの間に、六十余度にわたって勝負をし、一度たりとも敗れたことがなかったそうだ。五輪書は武蔵が六十歳の時に書いたものらしい。

武蔵が生き抜いてきたという事実だけで、説得力がある。

 

宮本武蔵を知っていくにつれ、なんだか話も合いそうだし、お友達になれそうな人だと思ったくらい親近感を持った。五輪書に書かれてある武蔵の考え方を読んでいるとわたしと同じ合理主義者だとよくわかる。

 

五輪書は兵法書であり、人生訓などは一切書かれていない。
ただ「敵」の部分を自分の取り巻く人間関係を当てはめると、かなり参考になる名著だと思う。読者の頭のよさ(アンテナのよさ)で日常生活で使えるかどうかが決まってくる、そんな本だと思った。

 

「観の目、見の目で見ることの大切さ(観→状況や周り、見→対象物、自分自身)」

「有構無構(構えはあるが、構えはない)」

 

そういった深いことも書いてある本なのだが、この本には書かれていなかった言葉でとても印象深い言葉があったので書いておこうと思う。

 

宮本武蔵は五輪書を「自分が見出した理論だと思って読むこと。ただ読むだけではなく、積極的に読め」と言っている。

 

自己啓発本や人の心に刺さるブログなどを読む際は、自分の見出した理論だと思って読むこと。本当にそう思う。

色々なものをあっちこっち読みあさってブレまくっているという人は結局自分のことと切り離してまるで他人事のように考えてたり、読んでいるなと度々思うことがある。

 

 

宮本武蔵の考え方がわたしはとても好きだ。

興味がある方は是非、五輪書を読んでもらいたい。

 

 

ちなみに雑学だが、オリンピックのシンボル「五輪」と表現するのは日本で生み出された言葉で宮本武蔵の五輪書が由来の一つだとされています。オリンピック前に読んでおくのも面白いかもしれません。

 

 

 

 


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