働くということ。生きていくということ。

こんばんは。ひかるです(^^)


働くということ。生きていくということ。
今日はずっとそんなことばかり考えておりました。


近所の小さなラーメン屋さんが閉店しました。
張り紙をまずはご覧下さい。(街の名前や個人情報はぼかしております)



お客様、そして○○の皆さまへ

この地で50余年、皆様に支えられて鍋を振り続けてまいりました。そのおかげを以って2012年にはテレビ番組にも出演し、大賞までいただきました。その際の決め台詞は「みんなに元気をあげたい」だったと記憶しております。料理以上に「元気」の提供をと、この数年は頑張ってまいりました。


その頑張りがいよいよ効かなくなり、「引退」させていただきます。
併せて当店も「閉店」させていただきます。


夫○○とともに30余年、3人の子供を育て、その店を引き継いで20年、この20年はお客様と○○の皆様とにじっくりと向き合う時間だったと思います。そこでの思いは皆様への感謝の一言に尽きます。


喜寿を自宅療養で迎え、7月末より営業を再開し次は米寿まで、と意気込んでおりましたが、それは年寄りのこと、うまくはいきません。最後に少しだけ皆様にお会いできたことをうれしく思っております。


長らくご愛顧いただき、まことに「毎度」ありがとうございました。


平成27年8月吉日  店主名




お知らせに全てがつまってます。
皆さんも読んで色々な考えが浮かんできたんじゃないかな。


カウンター席5、6席くらいかな。いつも男性客でいっぱいでした。
最近閉まっていることが多く、「どうしたのだろう?」と思っていましたがお知らせにもありますように再開を始めたので安心しておりました。
でもすぐに閉めてしまい、この張り紙が貼られていました。


「元気をわけてくれる癒しの場所だったのだろうな」
「きっと続けていきたかったのだろうな」
「ここを心の拠り所にして通っていた人もいるのだろうな」



色々な思いがこみ上げてきました。



このお店だけではなく、近所のお蕎麦屋さんも「休業します」の張り紙がついたまま、家具も道具もそのままでもう何年もそのままです。(たぶんもう帰ってくることはないのだろうなと察しています、、、)


もう一軒お蕎麦屋さんがあります。
そちらのご主人も姿も見なくなり、あきらかに味が落ちました。


ご病気になったのか、お亡くなりになったのか、本当のところは私にはわかりません。ただ言えることは「(味が落ちても)それでも通ってしまう」ということです。


息子さんもお母さんもいつも元気がよく愛想がいい。笑い声がたえないお店です。近所の人、タクシーの運ちゃん、宅急便のお兄ちゃんたち、そして私も、、、。みんな、このお蕎麦屋さんに集まってきます。




やはり商売(仕事)は「人と人の繋がり」なのだと思います。


今の時代、特に日本では望んだ商品が手に入らないということはほぼないに等しいし、クオリティーの高いお店なんてどこにでもある。

でも(お店の)人との思い出はそこに行かなければ手に入らない。


この人の商品だったら買いたい(食べたい)
この人の顔がみたい。しゃべりたい。
一緒にいると居心地がいい。会いに行きたい。


それが大切なんだな。



自分にとっての

「働くということ」
「生きていくということ」
「老いていくということ」
「それらを受け入れていくということ」
「人と人との繋がりのこと」



色々なことを考えさせられた日でした。
そして、これからも考えていかなければならないと思いました。

私もみんなに元気を分けてあげられる存在になりたいし、生きていきたい。


ラーメン屋のおかあさん、「毎度」ありがとうございましたm(_ _)m